
ミリ波レーダで、
安心な社会に貢献する。
セーフティコンポーネント事業部
セーフティコンポーネント2部
稲熊 春佳 HARUKA INAGUMA
2018年入社(新卒)
工学部 電子物質科学科
- ・2018年入社。ADAS2部(現セーフティコンポーネント2部)へ配属。ミリ波レーダの性能評価業務を行う。
- ・2019年
ミリ波レーダの車両バンパ内搭載設計業務を担当。
これまでメカ職が担当してきた3DCADツールを用いた搭載確認・検討に取り組み、
生産性向上や自工程完結などのプロセス改善も実施。 - ・2020年ミリ波レーダの性能評価は継続しつつ、新たにアンテナ設計・解析も担当。
対応可能人材が少ない電磁界解析業務(シミュレーション)の対応も開始。
また、静岡大学リクルーターチームの立ち上げメンバに抜擢。 - ・2024年リーダーに昇格。
担当業務を
「最後の砦」だと思って挑む。
入社以来、一貫して「ミリ波レーダ」の設計・開発に携わっています。現在はアンテナ設計・解析も担当し、対応可能人材が少ない電磁界解析業務(シミュレーション)の対応も担っています。
電波によって自動車の周囲環境を検知するミリ波レーダは、PCS(プリクラッシュセーフティ)やACC(アダプティブクルーズコントロール)などの機能に使用されています。実は、私はペーパードライバーで普段はクルマを運転しませんが、私が携わる技術によって交通事故や運転に不安を感じる方が減ったら嬉しいと感じています。
仕事の中で特に拘っているのは、実機の評価です。机上で行えるシミュレーションは効率的ですが、しっかりと実機評価を行うことでシミュレーション精度の向上に繋げています。また私は、自身の担当業務を「最後の砦」だと思っています。プレッシャーを感じつつも、責任のある重大な仕事にやりがいを持っています。


離職率から、
働きやすい環境が想像できた。
私は学生時代、特になりたい職業はなく、クルマにもそこまで興味はありませんでした。
デンソーテクノを知ったのは大学開催の合同説明会。タイミングよく人事の方と1対1で話すことができ、そこで「大事な資産である“人”のために充実した福利厚生が備わっていること」「200種以上の教育を受けられること」「海外拠点での活躍にも挑戦できること」を知りました。そのことをすごく楽しそうに話されていた人事の方の笑顔も記憶に残っています。
その他にも人事制度や働く環境についての生の声を聞くことができ、私が大事にしていた愛知県内での就職・低い離職率といった条件を十分満たしていたことに惹かれて入社を志しました。
配属前後の面談を通じて私がやりたいことや目指したい姿をキャッチアップいただき、興味を持った解析の業務に携わることができています。上司からのサポートも厚く、不安があっても相談しながら進めることできています。クルマに強い興味がなかった分、まっさらな気持ちで新しい分野をどんどん吸収していくことができました。

顧客や会社から
評価され続ける仕事を。
私はどちらかというと、与えられた仕事は120%の力で返したいタイプですが、アンテナ設計でテスト基板のモデリングを担当した際に、自身で主体的に考え、実際のアクションに落とし込んでいく業務にチャレンジする機会がありました。
アンテナ設計業務は、これまで顧客が行っていた部分にデンソーテクノが踏み込む“担当領域拡大”への一歩でした。しかし、各種マニュアルがなく、口頭ベースで仕事を進めると多くの「ムリ・ムダ・ムラ」が発生すると感じたため、仕事のプロセスや細かいツール会社への不明点の確認も含めて、全て資料に纏めながら、効率的な方法を模索していきました。
結果としてその資料が顧客サイドのOJT資料としても使われるようになり、その年のCS(顧客満足度)評価が大幅にアップしました。CS評価は維持するだけでも大きな価値があることなのですが、大幅に上がった事例はあまりなかったため自信に繋がりました。今後も顧客や会社から評価される、確かな仕事を重ねていきたいです。また仕事を通じてクルマの安全性能最高評価「ファイブスター」の取得にも貢献していきたいです。
1DAY SCHEDULE
出社
出社後すぐにメール・チャットをチェック。
前日に考えたスケジュールをもとに、優先順位や状況の変化があれば変更・対応を進める。
業務状況・情報整理 さまざまなプロジェクトや業務を並行して受け持つことが多いため、各業務の進捗確認や状況・情報整理を行う。
電磁界解析状況確認 1日前後の時間がかかる解析の状況確認。解析が完了している場合はまとめを行う。
昼食
デンソー本社勤務のため、出社時は食堂を利用。
社内にカフェがあるので、新作が出ると同僚と飲みに行く。
顧客(デンソー)との定例ミーティング
製品/プロジェクトごとにミーティングを実施。
開発品の性能確認に向けた新規評価の共有、対応案件の進捗共有、その他の課題抽出を行う。
課内活動ミーティング 自組織のスキルアップ活動や情報共有などを行う。
業務結果確認・報告
取引先会社へ依頼した評価や解析結果の確認および考察を行う。
顧客へ報告し、課題となる点があれば次のアクションを相談。
退勤 翌日のスケジュールを整理し、カレンダーに予定を入れる。