DENSO デンソーテクノ株式会社

© DENSOTECHNO Co., Ltd. All Rights Reserved.

PE開発部 澤田 貴之

生産技術で、
会社のさらなる成長を。

PE事業部
PE開発部
澤田 貴之 TAKASHI SAWADA 1997年入社(中途)
工学部 機械工学科

MY CAREER
  • ・1997年中途入社。機器1部へ配属。コモンレール式ディーゼル噴射システムの開発業務を行う。
  • ・2006年経営企画部に異動。特命任務としてデンソー技管部と一緒に「業務プロセスの見える化プロジェクト」を推進。
  • ・2008年機器1部に異動。ECU筐体設計の受託組織の課長を担当。
  • ・2013年 システム機器1部に異動。デンソー基幹システムの開発・保守組織の室長を担当。
    NADAMS/COPEの開発・保守を推進。
  • ・2017年 技術企画室へ異動。全社技術強化施策の企画・運営を行う組織の室長を担当。
    AI/セキュリティ技術の獲得を推進。
  • ・2019年生産技術を開発するPE開発部の部長を担当。設備設計/検査システム開発/FAソフト開発を推進。

5職種、6つの部署を経験する。

機械工学科を卒業し、プラント製造を行う会社で3年ほど働いた後にデンソーテクノに入社しました。デンソーテクノは手がける製品のイメージがつきやすく、自分が設計した製品を見る機会もあるだろうという期待がありました。また、入社当時はまだ1,000名に満たない組織でしたので、会社としての伸び代が大いにあると感じていました。
デンソーテクノは同じ領域でキャリアを重ねる社員も多いのですが、私の場合は約20年の会社生活の中で5職種(メカ/ソフト/生産技術/経営企画/技術企画)6つの部署で業務を担当してきました。現在は2019年に立ち上がったPE事業部の部長としてマネジメントを行っています。
PEとはプロダクションエンジニアリング、つまり生産技術を意味します。デンソーテクノは製品設計会社のイメージが強いのですが、各部署にいた生産技術の人材を集約することで新たな流れを生み出すミッションをPE事業部は担っています。モノづくりの世界では設計部門と製造部門に壁があることが多いのですが、それだけにお互いの業務を深く理解しあうことでより良い製品をスピーディーに生み出せる可能性を秘めています。互いの領域をスムーズにつなげることで、会社をさらに成長させる推進力に変えるのが現在の私の仕事です。

自分が設計した製品が
市場に出るよろこび。

これまでの仕事の中で特に印象に残っているのが、若手の頃に携わったデンソー初となる「ディーゼルコモンレールシステム」の開発プロジェクトです。トラックやバスなどの商用車担当として、エンジンおよび車両のシステム適合を実施してきました。その仕事を通じて、自分が設計した製品が市場に出るよろこびを実感しました。
しかし、実際の開発は一筋縄ではいきませんでした。それ以前のディーゼル噴射システムは電子制御ではありませんでしたし、高圧環境のため部品の耐久性に課題が噴出し、評価を行うとポンプもコモンレールもインジェクタも壊れてしまうという状況でした。しかし、スモーク(すす)が出ない画期的なディーゼルエンジンの実現のために試行錯誤を繰り返し、数年をかけてプロジェクトを完遂することができました。
開発に成功する前のディーゼルエンジンは環境への負荷やカラカラという特徴的な音もするため私自身もあまりいい印象は抱いていませんでした。しかし、環境性能が劇的に向上し、さらにそれまでは登坂車線を苦しそうに登っていたトラックが坂道をスムーズに進んでいる姿を見て感動しました。「自分がやるべき仕事をやりきった!」はじめてそう感じたのも、このプロジェクトでした。

想像力を駆使して、
役に立つアイデアを実現する。

私は「設計には答えがない」と考えています。設計者が違えば、できてくる製品はどこかが必ず違ってきます。アイデアや考え方に正解があるわけではなく、自分のアイデアと、それを具現化するプロセスをひっくるめて設計なのだと私は考えています。
実際に手がけてみることではじめて“自分が設計したモノ”が世間に与える影響や責任を実感することができますし、使用感や操作性、メンテナンス性までを考えて設計することの重要性を知ることができます。いい設計者はアイデアが豊富なのだということも実感できます。

環境やコストの制約条件によって具現化が困難な状況であっても、想像力を駆使して最大限に役に立てるアイデアを実現できることが、設計者の醍醐味だと思います。
デンソーテクノは、実際に世の中で活躍する製品の設計に集中できる会社です。自分が担当したモノが製品として作り上げられていく過程も身近に感じられる職場です。自身のアイデアやコンセプトを社会に役立てたいと感じ、素直さと物事をやりぬく力を持った仲間と一緒に仕事ができることを期待しています。

1DAY SCHEDULE

08:30

出社 スケジュール&メールのチェック 1日の会議や打合せの内容、メールのチェックを行い、その日の段取りや会議の最終準備を行う。

09:00

メール返信/スケジュール調整 顧客や社内関係部署、メンバーからのメールに返信。打ち合わせ等が必要な場合はスケジュールを調整。

10:00

会議/打ち合わせ 部内や顧客との会議や打ち合わせに出席し、議論及び決議を行う。

12:00

昼食 ランチは主に妻が作ってくれたお弁当を。遠地出張の際は外食。

13:00

職場巡回/拠点での打ち合わせ 自部署の職場を巡回してメンバーとのコミュニケーションを図る。
相談や報告もそこで受ける。

16:00

資料作成、メールチェック、各種承認 帰社後、メールチェックや各種システムの承認依頼を確認。社内/社外報告用の資料を作成。

18:00

退社 退社後は同僚や後輩・先輩と週2程度で飲みに行き、英気を養う。